物資と文化、人々の夢を乗せて海を進んだ、動く総合商社「北前船」
港町として発展を遂げてきた宮津。その背景には江戸時代から明治時代に全国を行き来した商船・北前船の存在がありました。日本中の経済を動かす大きな柱だった北前船とは、一体何だったのでしょう? 宮津というまちを知るキーワードにもなる、北前船の秘密に迫ってみましょう!
巧みに商いをしながら進んだ北前船とは?北前船とは、江戸時代中期頃から明治30年代にかけて日本海と瀬戸内海を往来していた帆船のこと。戦国時代末頃に登場したベザイ船という大型の木造船でした。現在に比べ陸路や空路が発展してい