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100記事達成!あなたに伝えたい宮津の「宝」と私たちの「宝探し」の日々

始まりは2020年の秋、私たちに課せられたミッションは「宝探し」でした。

宮津市役所魅力発信係の号令のもと制作チームが組まれ、市役所職員を筆頭に、ディレクター、ライター陣を交えた『MIYAZU-TAKARA編集部』が発足。同年12月末、「インターネットで街づくりはじめます」と宣言したことを皮切りに、宮津に散らばる様々な「宝」を探し、多くの人と共有するための記事を100本ノックするという一大ミッションに発展しました。

当初、「宝」とは何なのか? という漠然としたワードに翻弄され、「100本もの宝を発掘することができるのだろうか……」と、不安もありましたが、気付けばこの記事で100本目。記念すべき100記事目は、“あなたに伝えたい宮津の「宝」”として、1年間の取材活動を通じ、私たち取材班が宝探しの中で気付いたことを記事にすることにしました。

予想以上に魅力的だった宝集めの日々

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私たち制作チームは毎月、会議を行いながら宮津にある宝物をひとつひとつ掘り出してきました。宮津の「宝」という認識は、“人”であり、“物”であり、“歴史”であり、捉え方はさまざま。編集部内でもしばしば意見が割れることがあり、その都度、宮津という地を見つめ直し、新たな視点で情報を洗い直す作業を繰り返してきました。

見つけた宝は、その情報をより詳しく知る市民に取材協力をお願いし、より明確に価値を認識していきます。
その中で印象深かったことは、お話を伺わせていただいた市民の方々の『宮津愛』でした。直接お伺いさせていただくこともあれば、コロナ禍でお会いすることが難しく、電話やメールでお話を伺うこともありましたが、共通して感じたことは、『さまざまなお話を丁寧に話していただいたこと』です。

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時に熱く、時に懐かしそうにお話しされる表情や声色は、私たちが宝として注目したものに対し、それを大切にしてきた人たちの想いの“温度感”と“重み”を教えてくれました。そして何よりも、私たちが情報として発信しようと試みる以前に「自分たちの宮津を知ってほしい」という熱い想いを持つ人たちが、既にたくさんいたことを知りました。

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また、取材には、古くから宮津を知る人たちだけではなく、未来を担う若者もたくさん協力してくれました。
「このまちで、海とともに生きていく」と決めた漁師の卵のお兄さん、他府県から宮津へ嫁いできた花嫁さん、宮津天橋高校フィールド探究部の皆さん、海洋高校の生徒さんなど、住民の高齢化や人口減少が叫ばれる一方で、宮津のまちを愛する若者がたくさん存在していることを実感し、嬉しく感じると共に、未来を担う若者の“キラッキラ感”に負けないようにしなければと、“ピッ”と背筋が伸びることもありました。

取材のため、わざわざ船を出してくださった方、お持ちの資料や写真を提供してくださる方、新たなお宝情報を教えてくださる方。次第に宝探しに夢中になっていました。この「宮津の宝100選」は、市民の皆さんの協力があったからこそできたものだと思います。

そして、この100記事目に到達して気付いてしまったことは「宮津の宝は何?」と問われた時、その答えが明確には出ない……といいますか、出せなくなりました。

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もちろん、まちの象徴たる「天橋立」や、住民が脈々と受け継いできた伝統のお祭り、地域に古くから伝わる伝承、豊潤な海からの贈り物。この土地だからこそ根付いた郷土芸能や特産品、市民がこよなく愛するソウルフード…など、テーマに沿って提示できる宝はたくさん見つかりましたが、「宮津の宝」と聞かれた時に、真っ先に「コレです!」といえないほど、私たちが宝として取り上げてきたものが、予想以上に魅力的なものだったということに気付いたからです。(ちなみに、正直申しますと、この宝探しを始めるまでは真っ先に「天橋立」といっていました!)

ですが、それでも1つ答えを出してくださいといわれると、「宮津を愛する人の想いこそが、このまちの大きな宝物」と答えます。言葉にしてしまうと、どうしても月並みな表現になってしまいますが、それでもこれがとてもしっくりとくる答えだと思います。

世界にはばたけ!宮津市

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「天橋立」は聞いたことがある人も多いと思いますが、「宮津市」の知名度はまだまだ発展途上。大学入試センター試験にも出題されたし、ブラタモリでも特集もされたけど、もっとたくさんの人に宮津というまちを知って欲しい。「はばたく杉山」でおなじみの樹木の陰影で現れる大きな羽根を広げた鳥のように、宮津市もまずは日本国内、そしていずれは世界に向けて「宮津市ここにあり!!!」と羽ばたいていきたいと制作チームは決意しました。

……え、鳥が見えないですって!? 

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ほら、ここにしっかり羽ばたく鳥がいますよ!

宮津の宝探しは、これからもまだまだ続きます。次はどんな宝物が見つかるのでしょう。
次回も、どうぞお楽しみに!!