天橋立にある日帰り温泉で身も心もぽかぽかに……旅の疲れをリフレッシュ!
天橋立を始め、宮津市には魅力的な観光スポットがたくさんありますが、「温泉」も多いことをご存知でしょうか? 実は宮津市には4つの温泉源があり、温泉に入れる旅館やホテルがたくさんあります。今回は気軽に利用できる日帰り温泉をご紹介。ランチやいちご狩りなど、温泉以外でも楽しめるスポットもあるので、ぜひ訪れてみてくださいね。
※掲載情報は2023年1月の時点での情報です。最新情報は各自お問い合わせください。
美肌の湯・天橋立温泉とは
これからご紹介する智恵の湯や天橋立ホテル、ホテル北野屋の温泉は、文珠エリアで湧く「天橋立温泉」を源泉にしています。こちらの湯は“美肌の湯”とも言われ、柔らかい湯が特徴。湯上りにはお肌がしっとり&すべすべになったことを実感できますよ。美肌効果のほか、神経痛、火傷、慢性皮膚病などに効能があると言われています。
【天橋立温泉 智恵の湯】宮津市唯一の外風呂でユニーク風呂巡り
京都丹後鉄道・天橋立駅に隣接している「天橋立温泉 智恵の湯」は、宮津市内唯一の外湯で、日帰り温泉を楽しみたい方にはぴったりのスポットです。2003年オープンとそれほど古くはありませんが、木や竹を使った木造2階建ての建物は、昔ながらの湯屋を思わせる風格が漂います。
2つある浴場のうち1つが写真の「ちゑの輪」です。内風呂の中にある、智恩寺境内の側に立つ石灯籠「智恵の輪」にちなんだオブジェは存在感たっぷり!
内風呂を出て、洗い場から外への扉を開けると露天風呂があります。駅チカの露天風呂ということで、旅の始まりや、帰途につく前にゆったり露天風呂を楽しむこともできます。
もう1つの浴場「はしだて」にある内風呂はシンプルな造りですが、浴槽の一部に松を使っているのだそう。松並木が広がる天橋立の地ならではの創意工夫ですね。
こちらは「つぼ湯」で、大きさはだいたい大人1人分の浴槽サイズです。広い浴槽で手足を伸ばすのとは真逆で、すっぽりと膝を抱えて入るスタイル。狭い方が落ち着く、という方にもおすすめです。
ちなみに、「ちゑの輪」と「はしだて」は、男女日替わりになっています。
また、天橋立観光に便利なレンタサイクルもあります。こちらは大人の利用のみになりますが、約3.6㎞の天橋立を回るのならば必須のアイテム。温泉の利用料金も含まれているので、サイクリングの後は智恵の湯でリフレッシュしましょう。
レンタサイクルは天候状況により中止になる場合があるので、詳しくはお問い合わせください。
<データ>
天橋立温泉 智恵の湯
宮津市文珠640-73(京都丹後鉄道 天橋立駅横)
TEL:0772-22-1515
営業時間:12時00分〜21時00分
定休日:水曜、不定休(HPをご確認ください)
<外部リンク>
https://www.viewland.jp/chienoyu/
【天橋立ホテル】贅沢ロケーションでまったり神様気分
天橋立駅から徒歩1分というアクセス抜群の立地に立つのが「天橋立ホテル」です。こちらでは“神々の遊湯”をコンセプトに、露天風呂からサウナ、蒸し風呂などが日帰りで利用できます。
中でも天橋立を一望できる露天風呂は、一押しです。こちらには「天照の湯」と「月読の湯」があり、それぞれ太陽と月をテーマに造られています。日替わりで男女入れ替えているので、ぜひ両方楽しんでみてください。
また、大浴場は「国生みの湯」、「スサノオの湯」と、それぞれ神話に登場する神様の名前が付けられています。広々とした大浴場と窓から差し込む陽光、こんな贅沢な空間なら、神様もきっと太鼓判を押すことでしょう。
温泉で身体がほかほかになった後は、サウナで整えましょう。写真は「天の岩戸」のドライサウナ。室内の天井と壁面には、ヒマラヤ山脈から採取された「岩塩」とマイナスイオンと豊富なミネラルを含んだ韓国の「黄土」が使われています。この2つを使うことで、浄化・発汗・美容効果があるのだとか。
5分ほど温まり、汗が出てきたら「真名井の水風呂」でクールダウンしてくださいね。
そして、両方の浴場にあるのがソルトピット「神々のお休み処」です。ソルトピットとは、中央ヨーロッパのハンガリーで生まれた空気清浄空間のことで、呼吸器系や花粉症などのアレルギー性疾患の治療にも使われているそうです。
壁一面に見える白いものは、特別に調合された塩水「ソマドリン」を、岩塩で作った塩レンガに染み込ませたもの。これだけで室内にマイナスイオンがたくさん発生し、空気中の汚れを取り除いてくれるのだそうです。
室内は19~20度と少しひんやりしているので、サウナ後のクールダウンにもぴったりです。
また、女湯にはパウダールームも設置されており、クレンジングや化粧水、乳液、BBクリームなどもあります。さらに、日帰り利用でもフェイスタオルやバスタオルの貸し出しがあるので、ほぼ手ぶらで行けるのもうれしい配慮ですね。
また、ホテルの中庭には、天橋立温泉の源泉かけ流し「なかつくにの足湯」も。“なかつくに”とは神話上の日本の古称です。天上である高天原(たかまがはら)から見て、地下の黄泉(よみ)の国との間にある地上のことを指し、「中国(なかつくに)」とも書きます。
館内にある神々の空間とはまた違う、地上の湯に足をつけて旅の疲れをリセットしましょう。
(CAP:昼食イメージ)
そして天橋立ホテルでは日帰り昼食も利用できます。丹後地域の海の幸・山の幸を存分に活かしたお料理が並び、さらに、日帰り昼食にプラス料金で温泉も利用できるので、時間に余裕のある方は温泉と食事の両方を楽しんでみてはいかがでしょうか。
<データ>
天橋立ホテル
宮津市文珠310
TEL:0772-22-4111
営業時間:(大浴場)11時30分〜20時30分(受付終了)※火曜は16時00分~
(足湯)7時00分~22時00分※火曜のみ9時00分~16時00分は休止
定休日:なし
<外部リンク>
https://www.amanohashidate-htl.co.jp/
【ホテル北野屋】自然たっぷりの露天風呂で極上の森林浴
天橋立駅から徒歩10分、緑豊かな落ち着いた雰囲気が漂う場所にある「ホテル北野屋」は、「いい風呂、いい味、いい景色」をコンセプトにしたホテルです。
日帰り利用できる共用の温泉も人気です。広々とした大浴場には大きな窓が設置され、美しい緑が映える景色が見られます。軽く温まったら、窓の向こうに見える露天風呂へ。
こちらの露天風呂は森林庭園の名がつくほどに見事なもの。
お風呂の周りを木々が囲い、自然豊かな景色を堪能できます。まぶしい程の新緑や紅葉、深々と降り積もる雪など、四季折々の光景を見ながらの入浴は、心身ともにリラックスできること間違いありません。
さらに、貸切露天風呂 玄武の湯は事前に予約をすれば家族や友達だけで利用できます。檜の香りが広がる浴室には、広いテラスも設けられていて、クールダウンにもぴったり。自分たちだけのプライベート空間を満喫しましょう。
<データ>
ホテル北野屋
宮津市文珠100
TEL:0772-22-4126
営業時間:15時00分~20時00分
定休日:なし
<外部リンク>
https://www.hotel-kitanoya.jp/
美しい緑褐色の湯・宮津の湯らゆら温泉とは
次に紹介する温泉の源泉は「宮津の湯らゆら温泉」です。こちらは温度が16.5度と低めで、無色透明のお湯は空気に触れるとうっすらと緑褐色になるのだそう。神経痛や筋肉痛、婦人病、冷え性などに能があると言われています。
【ホテル&リゾーツ 京都 宮津】温泉にランチにいちご狩り!1日中楽しめる
天橋立駅から車で約20分。宮津市田井にある「ホテル&リゾーツ 京都 宮津」は、天橋立の全景を眺めることができる、風光明媚な立地にあるホテルです。
露天温泉岩風呂は、丹後由良浜から汲み上げた「宮津の湯らゆら温泉」の湯を使っています。湯舟の周囲を岩が囲んでおり、まるで秘境の地に来たかのような気分に。野趣に富んだお風呂でまったり温まるのも粋ですね。
こちらは大浴場「羽衣の湯」で、丹後地域に伝わる七姫伝説(※)の1人「羽衣天女」から命名されています。逸話では天から美しい天女たちが舞い降りて山中の池で水浴びをするというもの。広々とした浴場で天女のごとくリラックスしながらゆったりと入浴を楽しみたいですね。
※七姫伝説……丹後地域の伝承に登場する七人の姫君(羽衣天女、細川ガラシャ、安寿姫、間人皇后、乙姫、静御前、小野小町)の総称。
また、大浴場にはドライサウナが併設されています。水風呂と交互に入れば旅の疲れもすっきりしますよ。
そして土日祝のみ「ブッフェレストラン 四季」ではランチバイキングが開催されています(11:45~14:00、L.O.13:30)。
※平日のランチ営業はホテルにお問い合わせください。
さらに、こちらのホテルでは農園「ロイヤルストロベリーパーク」を併設しているので、いちご狩りも楽しめます!
イチゴは「章姫(あきひめ)」という品種で、酸味が少なくしっかりとした甘みが特徴。いちご狩りは45分間の食べ放題ですが、別途お持ち帰り用のイチゴも販売しているので、帰宅後もおいしいイチゴが食べられます。いちご狩りは毎年1月頃に開催予定。家族や友達同士、カップルで1日楽しみましょう!
<データ>
Hotel & Resorts KYOTO-MIYAZU
宮津市字田井小字岩本58
TEL:0772-25-1800
営業時間:6時00分~10時00分、14時00分〜24時00分(受付は22時まで)
定休日:ホテル休館日(HPから要確認)
<外部リンク>
https://www.daiwaresort.jp/miyazu/index.html
源泉がある由良浜は森鴎外著『山椒大夫』の舞台にもなっています。宮津市内の『山椒大夫』ゆかりの地をめぐった記事はこちら▼
https://miyazu-city.note.jp/n/n0502b07b5ef9
■■温泉と一緒に楽しみたい“天橋立観光”■■
天橋立観光〜初級編〜王道スポット
https://www.city.miyazu.kyoto.jp/site/citypro/14574.html
天橋立観光〜中級編〜恋愛祈願からアクティビティ
https://miyazu-city.note.jp/n/n8370c40a9294
天橋立観光〜上級編〜四季ごとの楽しみ方
https://miyazu-city.note.jp/n/n3f27e05691a4