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ふるさとチョイス

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宮津市のふるさと納税返礼品ストーリーをふるさとチョイスでもお届けします。
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#京都

酒の“つまみ”まで面倒みます! 宮津遺産『徳利いか』

宮津遺産の1つに認定されている「徳利いか」は、スルメイカで作られた「徳利」と「お猪口」でお酒を楽しめるちょっと面白い一品。 お好みの日本酒または焼酎の“熱燗”を徳利いかに注いで楽しんだあとは、そのまま炙って“おつまみ”になる、人にも自然にも優しい食べられる酒器です。 市内では鞍岡商店のみで生産されており、毎年、海風が冷たく感じ始める10月から4月にかけて、主に地元で獲れるスルメイカを使い3人がかりで約8000個が作られています。戦後間もない頃より3代に渡り約70年間作り続けら

美味しい魚をもっと美味しくする魔法 〜宮津の干物〜

干物というと、カサカサとして固い魚の開きを想像する人は少なくないでしょう。しかし、宮津の干物はしっとりと柔らか。その秘密は、新鮮な魚をより美味しく食べたいという宮津の人々のグルメ心にありました。 追求するのは保存性ではなく美味しさ数十年前の宮津には、店先や家屋の軒に様々な魚や竹ひごで広げられたイカなどが干されている光景がそこかしこにありました。海辺の街・宮津では、アオリイカやイワシ、アジ、カマスやアマダイなど多彩な魚介類が獲れたことから、昔から干物作りが盛んでした。数は減り

宮津で「日本一の酢」を造る〜飯尾醸造〜

日々の料理の中で使う酢の旨味について意識したことはありますか? 丹後魚っ知館の手前、栗田湾に面した海辺の町に明治時代創業のお酢の醸造元、飯尾醸造があります。飯尾醸造の酢は、ほんの少し料理にプラスするだけで驚くほど味が引き締まり旨味が増すのです。それもそのはず、こちらの酢は米作りからスタートし1年半かけて醸造されます。その酢造りの秘密とこだわりに迫ります。 米作りから醪(もろみ)造り、酢造りまで全て自前で栗田湾の漁港町に立つ風格ある建物が明治26年(1893)より酢を造り続け

期待高まる新名物!フレッシュで香り高い宮津産「オリーブ」

自然豊かな宮津の風景に溶け込んで、あちこちで風に揺れるオリーブの樹々。近年、宮津の新しい名物として、オリーブの人気がどんどん高まっています。海辺で育つフレッシュなオリーブの魅力をご紹介します! 日本海側の畑で育つ、稀有なオリーブ近年、宮津で栽培の勢いを増しているオリーブ。海の近くや山裾、田園の一角など様々な場所にどこか異国情緒を感じさせるオリーブ畑が点在し、各地に愛らしいロケーションを創り出しています。しかし、温暖な気候の中で育つイメージのあるオリーブが、日本海に面した宮津

ウマさの秘密は水!ハクレイ酒造の酒造りのこだわりと珠玉の銘柄

寒さが厳しい冬……そんな時期こそ、身も心も暖まる日本酒が恋しくなりませんか? 「酒呑童子」を始め多数の人気銘柄を生み出す、宮津市由良にあるハクレイ酒造。老舗酒蔵の日本酒造りへのこだわりと、時代を反映する銘柄をご紹介します。 天保三年創業、12代に渡る老舗酒蔵宮津市由良の住宅街に店を構えるハクレイ酒造。風格ある酒蔵と木造の看板が、その歴史を感じさせます。酒蔵の眼前にそびえる“丹後富士”こと由良ヶ岳。その嶺に真っ白な雪が積もった様から、「白嶺」と9代目当主が命名しました。カタカ

ひと月半限定の冬の味覚〜美味しさが詰まったコッペガニ〜

冬の味覚の王様として名高い「カニ」。日本海に面した山陰・北陸地方で、「松葉ガニ(山陰)」や「越前ガニ(北陸)」と呼ばれているのは「ズワイガニ」です。冬になるとこのズワイガニを目当てに、たくさんの観光客が現地を訪れますが、宮津もまた例外ではありません。 カニというと、身がぎっしりと詰まったオスのイメージが強いですが、日本海側ではお腹にたっぷりの卵を抱えたメスのズワイガニを楽しみに待つ人がたくさんいます。今回注目したいのはそんなメスのカニ「コッペガニ」。オスにはない美味しさの秘密

小さな缶に詰まった海の幸の芸術品・手仕事を守り続ける「竹中罐詰」

缶詰というと、単なる保存食をイメージする人は多いかもしれません。しかし、宮津市小田宿野にある「竹中罐詰」の缶詰は、おいしさと美しさをとことん追求したまさに究極の缶詰。そこにギュッと詰め込まれた、魅力とこだわりをご紹介します。 繊細な手仕事が作り出す、蓋を開けた瞬間の感動「竹中罐詰」を代表する商品「橋立印 オイルサーディン」の缶の蓋を開けると、おいしそうな香りとともに、一糸乱れぬ美しさで並べられたイワシが姿を現します。一目見ただけで作り手の真摯な思いが伝わってくるようなビジュ