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宮津のソウルヌードル!個性あふれる「カレー焼きそば」

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宮津で愛されるご当地グルメとして、近年観光客に人気上昇中の料理があるのをご存知ですか?
その正体は、カレー焼きそば! ファンは年々増え、今や宮津を代表するグルメの一つとなっています。スパイシー&ホットなカレー焼きそばの魅力をご紹介します。

各店の個性が爆発!宮津のカレー焼きそばとは?

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宮津のご当地グルメとして注目を浴びている、カレー焼きそば。スパイシーな風味と熱々の餡や麺が、心も体も温めてくれるパワフルなご当地グルメです。

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現在では京都丹後鉄道宮津駅の西側を中心に文珠地区や府中地区も含め、中国料理店や喫茶店、おしゃれなカフェまで10店舗以上の飲食店がカレー焼きそばを提供しています。
おもしろいのは、“カレー焼きそば”と一口に言っても、その特徴は実にバラエティに富んでいること。それぞれのお店で独自の個性が光るカレー焼きそばが食べられるんです。

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一般的なソース焼きそばのようにドライなものもあれば、とろりとした餡かけ風のもの、そしてスープたっぷりな汁だくのものまで様々。具材も定番の豚肉やキャベツ、ピーマンのほか、貝やエビといった魚介類など多彩です。

誕生のきっかけは、幻の“元祖の味”

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宮津で初めてカレー焼きそばを提供したのは、中華料理店「平和軒」。戦後間もない頃、台湾からこの地に移り住んできた王(ワン)さんが営む店で、中華そばと並んで看板メニューとして人気を博していたのがカレー焼きそばだったといいます。「平和軒」はすでに閉店してしまっているため元祖の味は幻になってしまいましたが、どうやらこの元祖のカレー焼きそばはかなりウエッティで、カレースープに麺と具がよく絡む汁だく系だったようです。
「平和軒」の閉店後、「カレー焼きそばがもう一度食べたい」というお客のリクエストを受けて提供を始めたお店が少しずつ出てきました。「平和軒」の味に近づけようとしているお店もあれば、独自路線をひた走るお店もあり、バラエティ豊かなカレー焼きそばが、地元でその人気と知名度をじわじわと高めていったのです。

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そして宮津名物の座を決定付けるきっかけとなったのは、平成21年(2009)に宮津商工会議所が発行した「宮津路地裏 満腹地図」(※現在は発行なし)というグルメマップです。宮津の中心市街地の隠れた名店を紹介すべく作られたものでしたが、その取材過程で、このエリアにカレー焼きそばを出すお店が数多くあることを発見。マップ内でカレー焼きそばを特集したところ反響を呼び、様々なメディアにも取り上げられるように。名実ともに、宮津の名物として知られるようになりました。
その人気は今も上昇中。平成27年(2015)には、大手コンビニから発売された「宮津カレー焼きそばドック」の監修をきっかけに「宮津カレー焼きそば会」(事務局:宮津商工会議所)が設立されたり、令和2年(2020)には人気番組「嵐にしやがれ」で紹介されたりと話題に。また、SNSでは実際に食べた人たちによって「#️宮津カレー焼きそば」のハッシュタグ付きで美味しそうな写真がたくさん投稿されるなど、カレー焼きそば熱は盛り上がりを見せています。

お店でもお家でも!食べ比べを楽しんで

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宮津カレー焼きそばファンは増え、今ではそれを目当てに宮津を訪れる人もいるほどなのだとか。宮津でカレー焼きそばを食べるなら、オススメの楽しみ方はやはりハシゴ。スパイスの刺激が食欲をそそり、意外にもあっさり系も多いので、数軒ハシゴしても美味しく楽しめそうです。ぜひドライからウエットまで、気になる味を食べ比べてみてください。

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また、「道の駅海の京都宮津 宮津まごころ市」などで買えるインスタント麺「宮津カレー焼きそば」で、おうちカレー焼きそばを楽しむのもオススメ。可愛いらしいパッケージでお土産としても人気です。

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作ってみると、やや汁だくのカレー焼きそばが簡単に完成。一口食べるとスパイスがふわりと香り、魚介の風味もしっかり。そして控えめに酸味もプラスされており、爽やかさも感じる一品です。こちらもお店の味と同じく、元気の出る味わいですよ。

カレー焼きそばは宮津の人たちにとって、日常的に食べるまさにソウルフードになりつつあるのだとか。寒い日にフーフーしながら食べるもよし、暑い日に汗をかきながら食べるもよし、個性豊かな美味しさを確かめてみてくださいね。

<データ>
宮津カレー焼きそば会(事務局:宮津商工会議所)
ホームページ http://curryyakisoba.com

道の駅海の京都宮津 宮津まごころ市
京都府宮津市浜町3008
交通アクセス:京都縦貫自動車道「宮津天橋立IC」から車で約5分
TEL:0772-22-6123
営業時間:9:00〜17:00
定休日:なし
ホームページ http://michinoeki-miyazu.jp/magokoro/magokoro.php


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