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天橋立を一望できる宮津の古刹・ 成相寺

宮津市広報

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日本三景のひとつ、天橋立を眼下に望む景勝地の成相寺は、日本に5つしかない「聖の住む所」として信仰を集めています。山腹に位置する古刹ならではの自然が織りなす四季折々の美しさと、歴史の中で紡がれてきた様々な言い伝えに触れてみませんか?

成相寺ってどんなお寺?

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成相寺は、文武天皇の勅願所として704年に真応上人が創建したと伝えられており、西国三十三所霊場第28番札所の古刹です。ご本尊は33年に一度開扉の秘仏で美人観音(身代わり観音)ともよばれる聖観世音菩薩です。
成相寺と呼ばれる由来は、大雪のため食料が絶え餓死寸前となった僧侶が「今日一日生きる食物をお恵み下さい」と本尊に祈ったところ、堂の外で傷ついた鹿が倒れているのに気付き、思い悩んだ末に命には代えられないと鹿の腿(もも)を食べて飢えをしのいだところ、鹿の肉だと思っていたものは本尊の観音様の腿だったという逸話から“願う事成り合う寺” 成合(相)寺、と名付けられたと伝えられています。
また、旧境内は国史跡に指定されており、2019年には成相寺を含む西国三十三所観音巡礼が日本遺産として登録されています。

知りたい! 境内に潜む言い伝え

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「撞かずの鐘」
慶長14年(1609)、お寺で新しく梵鐘(ぼんしょう)を造ることになり村人から寄付を集めたところ、裕福そうな女房が「子供はたくさんおるが、寺へ寄進する金はない」と断りました。やがて鋳造の日、人々が見物に集まった中に例の女房も乳飲み子を抱えて見物をしていたのですが、あろうことか女房は誤って煮えたぎるルツボの中に乳飲み子を落としてしまいました。鐘は見事に鋳上がったのですが、撞いてみると乳飲み子の悲しい泣き声が聞こえてきたそうです。人々はあまりの哀れさに乳飲み子の成仏を願ってこの鐘を撞くことをやめ、以来『撞かずの鐘』と呼ばれるようになりました。

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「底なし池」
その昔、この池に住む大蛇が寺の小僧を次々と飲み込んでいったため、和尚が藁人形で作った小僧に火薬を詰め、それを大蛇に呑ませて退治したといわれています。

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「一願一言(ひとこと)の地蔵さん」
唯一願(ひとつねがい)を一言でお願いすれば、どんなことでも必ず叶えてくださると伝えられるお地蔵さま。安楽ポックリの往生も叶えられると伝承されており、600年を超える歴史を持つ古いお地蔵さまです。

紅葉に染まる秋の成相寺は圧倒的な美しさ

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春は桜としゃくなげ、夏は新緑、秋の紅葉に冬の雪景色。豊かな自然と共存する成相寺は四季折々に表情を変え、時にはその美しさに思わず息をのむことも。
なかでも、紅葉の名所として名高く、境内を照らすライトアップは本堂や五重の塔が紅葉とあいまって幻想的に彩り、昼間とは異なった夜間景観を創出してくれます。

さらにひと足延ばしてパノラマ展望所へ

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本堂から山頂に向かうと天橋立はもちろん、若狭湾、宮津湾全体が一望できる成相山パノラマ展望所があります。
土・日・祝日のみの営業ですが、カフェ「美人茶寮」という喫茶スペースもあり、こちらではコーヒーを飲みながらゆったりとした気分で天橋立の絶景を楽しむことができます。

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拝観だけではない、さまざまな魅力を持つ成相寺へ、ぜひお参りにお越しくださいね。

<データ>
橋立真言宗 成相山成相寺
宮津市成相寺339
TEL:0772-27-0018
拝観時間:8:00~16:30
拝観料:大人500円・中高校生200円・小学生以下無料 ※団体30名以上400円(大人)
ホームページ https://www.nariaiji.jp/

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