宮津で「輝く人」を紹介する「MY-PLACE」。

今月は、栗田地区で「クマの隠れ家ひだまり」というスイーツ店を経営されている辻坂尚哉さんをご紹介します。

辻坂さんは約5年前に、大阪府岸和田市より奥様の実家がある宮津に来られました。大阪在住時に勤めていたケーキ屋のオーナーが、宮津の企業の指導をされていた時に、助手として宮津にきたことが、宮津を知るきっかけとなりました。

宮津に来てまず思ったことは、ご近所さんとの距離感が非常に近いということ。以前住んでいた岸和田では、近所に住む人でさえ顔もわからない様な環境だったので、嬉しくも有り戸惑いもあったそうですが、地域のお祭りやボランティア活動を通じて徐々に打ち解けられました。今ではすっかり馴染み、四季折々の食べ物が美味しいので体重の増加が気になるそう。

小寺にある店舗では予約販売を中心に、浜町のレンタルスペースや各所でのイベント等に出店し、販売されています。地元産にこだわり、今まで宮津になかったフルーツを育ててもらうよう友人の果樹園にリクエストしたり、地酒の酒粕やお酢なども取り入れ「原価は掛かっても本物志向で作る」という信念で、日々商品開発に奮闘されています。

家から数歩で行ける栗田湾をのぞむ砂浜で、子どもと遊んだり、釣りをしたり、ボッーとしたりするのが1番のリラックスタイムだそうです。

フワッとした中にしっかりとした信念を持つ辻坂さんの今後の活躍が楽しみです。

（広報みやづ　2020年6月号　No.766）