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∞の暮らしに惚れた夫婦 コードロン=ジュリアンさん、展子さん 

宮津で「輝く人」を紹介する「MY-PLACE」。

今月は、昨年夏、上世屋に移住されたコードロン ジュリアンさん、展子さん夫妻を紹介します。

コードロン ジュリアンさん、展子さん

 
 ジュリアンさんは、約2年半前に日本語の勉強のため京都へ、展子さんは幼少の頃からアメリカで育ち、3年半前に帰国。京都市内のレストランで出会いました。

 京都の田舎でゲストハウスを営みたいという夢を持っていた二人は、休みを利用しては各地を訪ね歩き、昨年春に上世屋にたどり着きました。『セヤハウス』という地域の方々と触れ合える移住体験施設で過ごす中で「住民のような気持ちになっていた」と話され、今はセヤハウスに仮住まいされています。

 ジュリアンさんの京都でのガイドの経験と、展子さんのアメリカでのインテリアデザイナーの経験を生かしてゲストハウスの開業に向け動き出した矢先、考え方を変えられる出来事が起こりました。

『感染症の世界的拡大』


 交通インフラが発達し、世界が小さくなった今、人々が過剰に移動するオーバーツーリズムのような旅行形態に疑問を持たれました。「多くの人が飛行機で移動する。感染症を異常に拡大するし、環境問題にも繋がっているよね。僕達が好きになった上世屋の暮らしを壊すかもしれない」そう話すジュリアンさん。
 「上世屋の暮らしは自然とともに生きる循環の暮らしなんだ」それが上世屋に惚れた原点だと話すお二人。自然に囲まれて暮らすのではなく、自然とともに暮らす小さな営み。そんな上世屋の暮らしを食を通して伝えたいと、ビール大国ベルギーの実家でのビール醸造経験を生かし、上世屋産のクラフトビール作りを計画している。名前は『kohachi』。
 「kohachi=小+8なんだ。小は小さな集落・小さな営みのことで、8は横にして8(無限大)。自然と暮らしが循環して無限に繋がる上世屋の暮らしを1杯のビールで伝えたいんだ」目を輝かせて話されるジュリアンさんとその横で頷く展子さん。
 二人の思いが日本で交わり、上世屋で花開こうとしています。


(広報みやづ 2020年7月号 No.767)

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