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⼈⽣やるかやらないか 中野 舞さん

宮津で「輝く人」を紹介する「MY-PLACE」。
(広報みやづ 2021年7月号 No.779)

中野 舞さん

⼤阪出⾝の中野さん、プロのダンサーとして名を馳せていた⽣活から⼀転、宮津で花屋として働くことになり、今年で7年⽬。今では3⼈の⼦どもを育てながら花屋とダンス教室を両⽴させています。ヒップホップダンスという新しい⽂化の伝道師は、芯の強さと後進への優しさに溢れています。

中野さんとダンスとの出会いは⼩学5年⽣。通っていた⼩学校に来た、有名なテレビCMの振り付けをしている先⽣に「ダンスやったほうがいいよ」と⾔われたこと。中途半端なことを嫌い、ダンス⼀本の⽣活にするために通信制の⾼校に転校、ダンスの専⾨学校(⾼等部)に通いながらも学費はバイトで賄っており「移動時間くらいしか寝てなかったんじゃないですかね」と笑いながら当時のハードな⽣活を振り返ります。

専⾨学校の⽣徒は⾃分以外は全て経験者でしたが、持ち前の負けん気で巻き返し、卒業後には数々の賞を獲得するように。ステージで踊る傍らでレッスンをしていたスクールでの講義を重ねるうちに湧いてきたのは”教え⼦にも賞を得る体験をして欲しい”という思い。それは結婚によって、ダンスとは縁遠い宮津の地で叶えることになりました。

スクール開校のきっかけは、舞鶴のイベントで⾃分のダンスをみていた⼦から教えを請われたこと。5年経った現在では、⼤阪などのコンテストやバトルで優勝する⽣徒も出てきて、⼊⾨のレッスンを任せられるようになったのだとか。「どんどん育ってもらって、ゆくゆくは譲っていけたら」と語るその表情はどこか嬉し気。

そんな中野さんの⽬標は、若い⼈が移住してきた時に働ける場所を作ること。
「⽥舎だから云々というのは⾔い訳にしたくない」とマイスタジオを⼿に⼊れることの他に、やりたいことを⾊々と計画中とのこと。「やると決めたならやるだけ」これからも夢に向かってタフに前進していきます。